トラピックス 美味しいソウル裏散歩3日間 K72011A
2018年5月15日出発旅行代金39900円ひとり部屋 1万円参加者15名 70歳以上の夫婦が3組 親と娘が1組 女友達2組 女性ひとり参加2人 と自分。添乗員なし。現地ガイド40代後半。日本語そこそこ。宿泊ホテル グランドヒルトン・ソウル 総評
2回目以降のソウルの人に最適。例えば、このツアーではソウル観光の超基本である世界遺産・景福宮には行かない。ただ。このツアーでは、もうひとつの世界遺産・宗廟は観に行くのだ。同じ料理を食べるのも、安いツアーなので高級料理というわけではないがレストランを指定してB級の美味しいものを食べる。考えてみると、この美味しいものってのは団体旅行ではなかなか難しいのだ。
ということで、観光スポットをいろいろと廻るのもいいけれど、散歩気分で街歩きをしたい。
そこそこ注目のエリアをガイド付で効率よく見て回りたいと言う人にも最適。街歩きのツボを抑えている。自分でレストランを選び、美味しいのを食べたいけれど、良く分からないという旅行初心者、高齢者、ひとり旅の人にも優しいツアーだ。ホテルとエアーだけのツアーよりは1万円少し高いけれど、その便利さを買ったのだ。
そういう意味でとてもユニークなツアーだ。
2カ所の免税店以外に、帰国直前にキムチ販売店、また、希望者のみ南大門で韓国海苔の店に行くのだがバカ高い。ヨーロッパ旅行などでは5年前には無くなった現地旅行社とのキックバック関係が見え見えの感じ。
料理は美味しかったけれどもう一工夫は欲しい。最終日くらいはホテルでゆっくり朝食を食べたかった。
なぜこのツアーを選んだか
先ず、実は
ソウルというのは海外旅行でのブラックホールなのだ。ソウルに連泊して観光をするツアーと言うもの自体がほとんどない。香港や北京はあるのにソウルは完全フリーのものばかり。で、自分で見て回るのもいいのだが連れて行って欲しい。街歩きのツボを抑えているところ。食事にもこだわっているところも。ひとり部屋料金が1万円で、グランドヒルトンホテル指定か、明洞のホテルか選べるというのも特徴。夜遊びをしたいなら明洞。ゆっくりしたいのならグランドヒルトン。
食事について
美味しく、出かけたレストランの多くにミシュランのガイドブック掲載のシールが張ってあった。では、
このツアーで出た全ての食事の画像をどうぞ!1日目 夕食 「ヨクジョン会館」ブルゴギ、タコの辛し炒め。ビール5000ウォン。付け合わせはキムチなど5種。おかずのおかわり可能。ごはんのおかわりは1000ウォン。
2日目 朝食「里門ソルロンタン」で牛骨スープ・ソルロンタン。スープの中にごはん、そうめん風の麺が入っている。味はほとんどなく、そのまま食べると臭い。テーブル上の塩、辛しなどで自由に味付けできる。刻みネギもあるので大量に入れて味を整えて食べよう。テーブル上には、キムチ、大根キムチがおいてある。辛さが強いのでスープでしゃぶしゃぶしていたら、スープの味もちょうどよくなった。9000ウォンのメニュー。
2日目 昼食 ガイドブックにも大きく取り上げられている通仁市場で。500ウォンのコインを10枚、5000ウォンの食事。コインとコンビニ弁当のふたのないプラスチックの容器をもらい商店街の中の総菜を選んで食べる。だいたいのものが1000ウォンなので5種類選べる。商店街の中に小さいけれど座って食べられるスペースがあり、そこで箸やスプーンなどを無料で貸してもらい食べる。ごはんが欲しければ、そこで1000ウォン払ってごはんをもらう。ほとんどの人がもらっていない。
2日目 夕食、漢江を渡り住宅街の中にある「ハモ」レストランでの普州伝統料理ということで期待していたら、生牛肉入りのビビンバのみ。3種類のキムチ、スープ付。生牛肉は要らないと半数以上の人が無いものを注文。キムチやスープはお替わり自由だったが、最初からビビンバって言ってくれればいい。日本伝統料理と言われて、納豆定食が出て来た感じ。ちょっと拍子抜けの夕食だった。ビール7000ウォン。
3日目 朝食 この日のみレストランの指定なし。純豆腐(スンドフ)の朝食。料理に不満はなかったが最後の朝食だけはただのキムチ味の湯豆腐というもので残念な感じだった。
フライトについて
今回のツアーではLCC・イースター航空を利用。 午前11時50分成田発、ソウル2時45分着の602便 帰国便は午後3時10分発の603便で成田到着は午後5時30分。出発も帰国便も時間的にはちょうどいい。ただし、LCCなので
座席は狭く居心地は悪い。また、無料の機内サービスは小さな紙コップに注がれた水のみ。旅行中は食べ過ぎるのでちょうどいと思うのだが、機内食を楽しみにしている人はちょっと寂しいかも。2時間半のフライト中のエンタティメントももちろんない。私はMPを持ち込んで音楽を聴きながらのフライトとした。
狭い機内が苦手な人には、
空港で1500円払うと1列目や非常口の足下が広い席を指定できる。帰国便は15000ウォン。利用して気持ちよく旅行できた。通常はこういうサービスは人気で満席のこともあるのだが、LCCは価格に敏感な人が使う飛行機なのか、空いていた。
1日目
11時50分発のLCCイースター航空でソウルへ。実質フライト時間は2時間半。空港で1500円払ってバルクヘッドの足下の広い席をもらう。到着後、集合場所に行くが、海外旅行初心者がきちんと入国手続きできなかったからか、最後の一組を探すのに30分。14時30分にインチョンに到着したが、ツアー参加者全員が集まったのは何と午後4時近くだった。
最終旅程表はほとんど無視されてツアーは進む。バスの中で始まったのが、ガイドによる両替。1万円単位である。僕は以前のウォンを持って来たので不要。また、韓国ミュージカル「ナンタ」と、「垢擦り」や「マッサージ」のエステを進める。事実上のオプショナルツアー。さらに、「お土産は韓国海苔がいいですよ、これから行く南大門で買えます。安いです。いいものと悪いものを売ってます。いいものを売ってる店に連れて行ってあげます」さらに、本日のツアーの最後にいく現地スーパーマーケットでは「キムチは発酵してしまうので、今夜行くスーパーでは買わないで下さい。帰国前の土産物屋で買いましょう」と力説。まあ。いいけれど。南大門の散策4時30分から5時30分まで。添乗員さんが安くて良いものと韓国海苔などを販売している店に連れて行ったが、同じ南大門の他の店と比べると2倍以上だった。僕は安くて美味しいものを買って今回の旅行での土産物はこれでおしまい!とした。
終って、文大統領も来たという「ヨクジャン会館」でブルゴギとタコ炒め。その後でソウル中央駅そばのロッテマートでスーパーマーケット体験20分。ホテル到着が8時30分。疲れたがフィットネスセンター終了の9時まで泳ぐ。
添乗員はナンタや垢擦りマッサージに仕切りに誘う。前者はチケット代定価、後者は1時間で7000円。何でも最高の場所だと言う。
2日目
朝8時出発。超庶民的な里門ソルロンタンで朝食。9000ウォンの牛骨スープ。この後で地域住民の反対運動の看板や横断幕で騒然としている北村韓屋村へ。景観保存地区とのこだが40メートルくらいの通り2本なのでそりゃざわざわすると思う。
雨で大変。免税店東和で1時間。興味がないので抜け出して、徒歩10分くらいのところにある景福宮へ。光化門の向こうまで入り漫喫。集合時間11時20分の5分前に戻ってバス。移動。朝ごはんを食べたばかりなのに昼食は通仁市場で総菜を選んでのごはん。5000ウォン。爆雨。100メートルくらいの短い商店街だがアーケード形式なので助かった。
何しろ土砂降りの雨だったのだ。午後1時、通りを渡ったところにあるお茶屋さんへ。よもぎ茶など3種類のお茶の中から選んで呑める。30分くらい。美味しかった。明洞に戻り、今度はロッテ免税店。30分。ガイドブックを見ながらこの後の自由時間の計画を。雨も上がり助かる。明洞での自由時間2時間。集合時間は5時ということ。
今の明洞はB級グルメを食べるか、化粧品を買うか、K-popのグッズを買うかというのが主な選択肢。どれも興味がないので、写真を撮りながらメトロ駅の方へ歩く。途中、丁寧な日本語でマッサージの勧誘。40分で1万8000ウォン。メトロ4号線で2駅先の東大門歴史文化公園駅へ。1350ウォン。2020東京五輪の当初のメインスタジアムのデザインをしたザハによる設計の巨大な建造物・東大門デザインプラザを観に行くためだ。中に入ってみると美術館、文化会館、物販、レストランなどの総合施設。パブリックなスペースもあり、もの凄かった。
すぐ側の東大門とソウルの城壁を見てメトロで戻る。
集合してバスで40分。夕食はビビンバ。「ハモ」というレストランへ。美味しいがわざわざ40分もかけていく必要があるのかと強く思う。ホテルに戻ったのが7時50分。午後9時まで25メートルプールで800メートルほど泳ぐ。サウナは有料。部屋でのWi-Fiは有料なので、パソコンを持ってロビーへ。
3日目
朝8時出発。純豆腐(スンドフ)の朝食。ここだけ料理にこだわってない感が強かった。9時30分には朝食が終り、10時30分に世界遺産・宗廟へ。
自由見学ができないので、施設の日本語ガイドと廻るのだが、この人が壊れた小林幸子みたいなしゃべくりで参った。雨も降って来たし。ただし、世界遺産だけあってすごく趣のある場所だった。見学は1時間弱。空港へ。途中で土産物屋に寄るのだが、小さなキムチが1500円と聞いておったまげて何も買わなかった。
ツアーの人達は山ほど買っていた。ガイドさんが、一般のスーパーなどでキムチを買うことをしつこく辞めておけ、良くないと言っていたのはこういうことだったのだ。まあ、仕事だから仕方ないと思った。
午後1時20分過ぎ、空港到着。チェックイン。帰りもバルクヘッドの席。1万5000ウォン。
1列目は僕だけで足下も広いし、すごく快適に帰国した。
このツアーをもっと得して楽しむテクニック。
自由時間をムダにしないための事前プランを練っておく。…パックツアーなので楽チンなのだが、明洞での2時間の自由行動時間をどうするか計画を建てておくこと。また、免税店の買物時間も長いので外部に出て観光することも可能。途中離団ではないのだが、与えられたフリーの時間をどう使うかを考えておくのがいいと思う。
現地ガイドがバスの中で販売を始めた韓国ミュージカル「ナンタ」観劇と「垢擦り」エステコース。事実上のオプショナルツアーである。チケットは割引販売しているし、垢擦りは1時間で7000円も出さなくてももっと安いところは山ほどある。この価格なら日本でもいいサービスを受けることも可能。よく考え、ちょっと調べて、賢く行動したい。土産物店などガイドが連れて行く店は高い。ツアーなのだから仕方ない。キムチは日本の韓国料理店などで美味しいものが安く買える。現地レストランのキムチは日本のキムチで食べられるキムチとどれだけ違っただろうか?同じである。日本の韓国料理店で食べるものと変わらない。それなら、相当高い品物をわざわざ韓国で買い、荷物を重くして何で持ってかえるのか?私は分からない。
両替について ソウルの空港では1万円が9万ウォンだった。そこで、現地ガイドさんは1万円を9万3000ウォンでバスの中で両替する。「いいレートでしょ?」として、多くの人が利用した。ガイドさんへのチップ替わりと思うのならいいけれど、1万円の両替は必要か?ビールやジュースを呑むくらいならそんなに多くの両替はこのツアーでは不要。両替を多くしてしまうから、使い切ってしまいたいと、高いと分かっていてもお土産を余計に買って帰ることになってしまう。韓国の両替レートは空港とホテルが最悪。例えば、最初に立寄った南大門の市場内での両替店でのレートは9万7000ウォンくらい。ガイドさんのレートは良いわけではないのだ。街中の両替店の方がレートはいいし、ここで5000円くらい両替すれば、実質2日間の2人のビール代、自由行動時間中のタクシー代や地下鉄代。ちょっとしたお土産代は十分だ。足りなくなれば、また両替店で両替すればいいだけ。両替店は山ほどある。両替が必要なときは自由行動の時間。また、いつか韓国旅行をまたしようと思っているのなら、使い切る必要はない。
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